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TeamSpeak3出ていた件

ざっと使ってみました。

雑感としては、Mumble 1.2.0 を使っている自分から見ると新しい部分があまりないですね。

音質はMumble と同じ CELT を使っているということで似たような感じで、遅延については Mumble 1.2.0 の方が若干小さい感じです。

インターフェイスはさすがに企業開発のTeamSpeakといった感じでデザインや使いやすさも良い感じです。サーバの設定もクライアントから、ほとんどできるのも良い感じかもしれません。

気になる人は使ってみると良いかもしれません。ただし、日本語化されていません。英語とドイツ語だけです。

サーバとか

国内でもすでにサーバをテスト公開されている人がいるようです。

常設サーバではないようですが、接続できるときにテストしてみては?

http://poporuru0192.blog27.fc2.com/blog-entry-261.html

うちでもサーバ建てているので、興味のある人はページ上部のArcencielServer のリンクからたどってください。

サーバの設定とか

Ubuntu 9.10 に適当にインストールしてみたら動きました。

Linux 用のアーカイブを展開してプログラムを起動しただけですが・・・w

軽くやったことをメモがてらに書いておきます。

Linux向けですが、Windows でも似たような感じでいけるんじゃないでしょうかね?

サーバの起動はts3server_linux_x86 を起動するだけで、設定は起動後にやるようです。

初回の起動画面に地味に重要情報が書いてあるのでメモっておきましょう。

上の画面の赤く塗りつぶしてあるところにある loginname と password 、下のほうの token が重要な情報です。

loginname と password はサーバにクエリを送るときに必要になります。

token はサーバの管理をするときに必要になります。

token はあとから確認できますが、 password は確認できないのでメモっておきましょう。

使っているポートは

30033/tcp ファイルマネージャ用?
9987/udp チャット用
10011/tcp クエリ用

のような感じですね。

単にボイチャだけしたいなら 9987/udp を開けておけばよさそうです。

接続

接続する場合はサーバのIPとかをConnectダイアログに放り込めばよい感じです。

サーバの接続情報を覚えておきたい場合はBookmark機能を利用するみたいです。

管理者権限

サーバで管理者権限を得るためには Token を入力する必要があるようです。

クライアントの上の 「Use Token」を押して出てくる画面にTokenを入力するとサーバの管理ができるようになります。

チャンネルの作成

たとえばチャンネルの作成とかですね。

一般ユーザでも一時チャンネルは作れるようですが、Permanent(恒常的)なチャンネルは管理者しか作れないようです。

上の画面がチャンネル作成画面です。

Tokenを忘れてしまった場合

もし、Token を忘れてしまった場合は サーバにクエリを送って確認するできます。

クエリは次の画面の「ServerQuery」を選択すると送れます。

SererQuery はサーバの設定のために使うのでやり方を覚えておいた方が良いようですね。

ServerQuery画面で右上のボタンを押すと 「Authentication」のタブが表示されるので、プログラム起動時にメモったloginnameとpasswordを入力します。

左側の入力欄に

use sid=1
tokenlist

と入力して、緑色の方の三角ボタンを押すと下の画面にtokenが表示されます。

サーバの設定

サーバのパスワードとかは、tokenの確認と同じ要領で

use sid=1
serveredit virtualserver_name=ArcencielServer
serveredit virtualserver_password=test

と入力すればサーバ名がArcencielServerになり、passwordが testになります。

詳しいクエリは付属のPDFに書いてあります(英語で

気になるライセンス

非営利向けライセンス、つまりは無償で利用できるライセンスとしては2種類あるようです。

登録ライセンスと未登録ライセンスです。

未登録のライセンスでは、個人もしくは1つの非営利団体が

  • 1つの物理的なサーバ機にインストールできる
  • 32スロットまで
  • 1バーチャルサーバまで

登録ライセンスだと、個人もしくは1つの非営利団体が

  • 複数の物理的なサーバ機にインストールできる
  • 512スロットまで
  • 10バーチャルサーバまで

というような感じですね。

詳しくはサーバ付属のLICENSEを見てください。

TeamSpeak のライセンス管理組織である、 Triton CIA の認証をうけることで登録ライセンスを適用できるみたいですが、登録ページへ飛んでも準備中となっています。正式公開後ですかね。

身内で公開するときは未登録のままで、公開サーバを建てるような場合は登録するという形でしょうかね。登録の際に相手方に渡す情報しだいでは TeamSpeak3 は見なかったことにするしかなさそうです。

翻訳とか

デフォルトでは英語とドイツ語しかありませんが、一応は多言語対応する予定はあるようです。

TeamSpeak3のtranslationsフォルダを見に行くと、多言語対応ファイルがおいてありました。

ファイル形式はqmファイルです。Mumble も使っている一般的なQt フレームワーク用の翻訳リソースファイルです。

この形式はあくまでバイナリですので、元となるtsファイルがないと翻訳ファイルが作れません。

公式に対応されないなら、ts ファイルを元に有志が翻訳ということになりそうですね。

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コメント (Close):3

lastsamurai 09-12-20 (日) 13:17

beta版公開翌日に、ココまでの解説を作っていただけるとは、まさに脱帽です。
昨夜、TS3鯖を立ち上げてみたものの、サーバーセッティング画面への行き方が理解できず、
萎えておりました。こちらのページを参考にしたころ、一発解決でした。本当に感謝しております。

さて、マンブル1.2との比較ですが、現状日本語でないことと、32人までしか使えない事を
考えますとマンブル1.2のほうが良い感じがしますね。まだ音質と遅延、サーバーへの負荷を
確認していませんが、今のところ使い勝手は Mumble1.2>Teamspeak3ですね。
今後も、いろいろと参考にさせていただきたいと思います。

wolf 09-12-20 (日) 17:15

実験体第一号が通ります!
デザインはTeamspeakのほうが好きだな~|彡サッ

haru 09-12-20 (日) 19:38

>lastsamurai さん
>beta版公開翌日に
手抜き記事で申し訳ないですが^^;
需要があるようなら適当に解説記事書きますが、どうなんでしょうね。
>Mumble 1.2
音質はコーデックをCELTにすれば設定しだいでほぼ同じ、遅延はわずかにMumbleが勝ちって感じですかね。遅延については実験体第一号君の意見ですが^^; 実際にTeamSpeak3が使えるかどうかは 出る時期とライセンスしだいですねー。海外ではShockVoiceというソフトがオープンβ中なんですよね。Mumble 1.2がない状態で、これを出されたら飛びつくけど、いまさらって感じですね。
 
> wolfちゃん
ボイチャソフトの鯖建てる度に実験に付き合ってもらってありがとう^w^;
やっぱり、デザインやアイデアの要らない物量だけでどうにかできるインターフェイスの作りこみやらは企業の方が強いよ。Mumble は主要メンバ3名+有志だからどうしても細かいつくり込みが甘い。リアルブーマー(笑

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