CraftBukkit

Minecraftのサーバサイドのマニアックネタです。

有名なサーバModであるhModの開発が終了したようです。

Beta 1.2_01の修正でhModが使えなくなり、うちのサーバ（非公開）でも困ったことになりました。

というのも/homeやら/warpコマンドに頼って広範囲に開拓していたために、なくなると移動が面倒なんですよね。

開発中ですが、代替としてCraftBukkitというものが使えるようです。

今日の昼過ぎに最新のBeta 1.2_01のサーバに対応したようなので早速試してみました。

導入方法

導入方法はCraftBukkitの公式Wikiに書いてあります。

Transitioning from hMod- Bukkit Wiki
http://wiki.bukkit.org/Transitioning_from_hMod

要はcraftbukkit-0.0.1-SNAPSHOT.jarを（上のリンクページのDownload CraftBukkitから)ダウンロードしてminecraft_server.jarのあるディレクトリにぶちこんでコマンドラインから次のように打てば良いと。

java -Xms1024M -Xmx1024M -jar craftbukkit-0.0.1-SNAPSHOT.jar nogui

ファイル名見て察せると思いますが、あくまでSNAPSHOTなので万全の性能を期待する人は正式版を待ったほうが良いでしょう。

追記：

パスに日本語を含まないフォルダで実行してください。

プラグインの中に誤動作を引き起こすものがあります。

hModとの違い

hModはそれ自体がModとしていくつかの機能を備えつつプラグインで機能追加という形でした。

CraftBukkitの場合はそれ自体に機能はなくプラグインで機能を追加する形式です。

つまりプラグインを入れないと何も出来ません。

プラグイン

公式フォーラムのPlugin Releasesで有志の方が作成されたプラグインが手に入ります。

http://forums.bukkit.org/forums/plugin-releases.17/

私はMyHomeとMyWarp、WarpGateのプラグインを使ってみています。（見事に移動系ばかり）

他にもhModにあったコマンドが欲しいならGeneral、ユーザ管理のために他のプラグインから参照されるGroupsもいれておいたほうが良いかもしれません。

hModのプラグインもいくつか移植されていて、有名所だとMinecartManiaなんかもすでに移植済であるようです。

プラグインのインストール方法はjarファイルをpluginsディレクトリに置くだけです。

hModと違いplugins配下のjarファイルを自動探索して読み込むみたいです。

プラグインによっては追加ファイルをminecraft_server.jarと同じディレクトリに置く必要がある場合もあります。

MyHomeやMyWarpのSQLite dependency libraryとか設定ファイルとかですね。

ソースコンパイル

開発版ということもあり頻繁にアップデートされるようなのでUbuntu向けにソースコンパイルの仕方を書いておきます。

必要なパッケージをインストールします。

sudo apt-get install maven2 git-core openjdk-6-jdk

開発リポジトリをcloneします。

git clone https://github.com/Bukkit/Bukkit.git
git clone https://github.com/Bukkit/CraftBukkit.git

CraftBukkitの依存ライブラリを先にビルドします。

cd Bukkit
git pull
mvn clean install

次にCraftBukkit自体をビルドします。

cd CraftBukkit
git pull
mvn clean package

CraftBukkit/target にjarファイルがあるのでそれを使います。

ライセンスはLGPLなのでバイナリは再配布してよさそうですね。

追記：

Stone stabを２段置いたときに何故か３段になってしまったり、APIでインベントリ操作が提供されていないためChest保護系のプラグインは今のところ実現できないなどバグや未実装が多い感じです。

追記２：

Stone stabのバグは最新版で修正済、Chest保護プラグインもあるようです。